ご遺骨と沖縄まで散骨の旅に
葬儀信託プラン・入院時身元保証および財産管理契約
お客様名 | T.A様(男性) |
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ご年齢 | ご相談時85歳 |
介護度 | 要介護4 |
親族状況 | 妹さま(疎遠) |
きっかけ
入院されているソーシャルケースワーカーより、ご相談いただきました。
おひとりの方で、財産管理や死後のことをお任せできる方がおらず、病院さんも困ってらっしゃるようでした。
はじめて
ガンが新しく見つかり、10日ほど後に手術されるとのこと。高齢のため、手術に耐えられるかは不明。
万が一に備え、医療費の支払い、葬儀、お家の片付けなど、死後事務委任契約をご本人と当事務所の間で結んでもらえれば…というのが病院側の意向でした。
ご説明を差し上げた上で、納得してくださり、翌日財産管理契約および葬儀信託プランをご契約いただきました。
てんいん
結局手術は、ご本人が高齢を理由に拒否されたため、近くの病院に転院されることになりました。
転院の際の身元保証人、手続きなどは当社団にご依頼いただき、転院当日のカンファレンスにも参加させていただきました。
ガンの治療はせず、痛みをやわらげ静かに生命を全うされたいとの希望がご本人から出されました。
しずか
転院されてから1ヶ月弱。静かにお亡くなりになられました。
様々ないきさつがあり、疎遠だった妹さんとも最後言葉を交わされたそうです。
お亡くなりになった翌日、斎場に妹さんご夫婦が来られ、手を合わされました。
さんこつ
ご本人の希望により、散骨させていただきました。
当事務所からご遺骨と一緒に沖縄の霊園まで飛行機、バスに揺られ行きました。
私も何名かお客様を見送りましたが、ホテルで一緒に宿泊したのは初めての経験です。
ご遺骨は2割が合祀され、残りの8割はパウダー状に加工の上、慶良間諸島の綺麗な海に散骨いたしました
当社団からの主な支援
- 葬儀信託プラン
- 財産管理契約(金銭、通帳の管理・家計簿)
- 入院時身元保証及び手続き
- 医師との面談、病院との連絡、カンファレンスへの参加
- 郵便物の管理、行政への手続き代行など
担当者からのコメント
英語が非常に堪能で、昔の写真を拝見したら、とても端正で理知的な顔立ちをされていました。
金銭的にとても余裕のある方でしたが、団地の自室にはこれといった家具、家電製品もなく、生活に最低限必要なものしかお買いにならなかったようです。
お会いしてからの時間が少なく、お話もほとんどできなかったのが残念です。
収骨したばかりのご遺骨を抱いて事務所に戻り、後日ご遺骨と沖縄の中城の霊園まで参りましたが、扱いにとても気を遣い大変でした。
貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。